あ い の う た <実話>
『ゆなちぃーん!!!!!』
突然そう叫ばれて
あたしは驚き尚の方を見る。
そして教室中があたしの方を見る。
尚はあたしにむけて大きく手を振ってる。
恥ずかしい…
あたしが俯くと尚は駆け寄ってくる。
『あれ?シカト?笑』
尚の顔が近づき、あたしを覗き込んでくる。
『きもい!』
あたしがそう言うと
尚はあひゃひゃと楽しそうに笑って、
『俺?キモい?まぢかー!笑』
と喜んでいる。
やっぱこいつ変!!!!
『それよりさ!借りたCD!』
あたしはその言葉が出た瞬間から
妙な緊張を覚えていた。
…好き?
…きらい?
あたしはこの学校に入ってから全てを否定され続けてきた気がしてた。
何をやってもだめ。
何をやっても怒られる。
そんな中で唯一あたしが見つけた大切なもの。
それが音楽。
ライブ。
自遊人。
『やばい!自遊人!俺ハマったんだけど!』
尚は嬉しそうに笑った。
あたしも笑った。
大袈裟だけど
自分の存在を初めて認めてもらえた気がした。
『ほんと!?』
『ほんと!ほんと!マジ!』
はしゃぐ尚。
『つーかゆなちんさあ…初めて俺に笑ってくれたっぽくない!?』
尚はニヤッと笑う。
あたしは不意をつかれて一瞬黙ったあと
『尚きもい!』
再びこう言った。
…照れ隠し。
尚は再び喜んでいた。
突然そう叫ばれて
あたしは驚き尚の方を見る。
そして教室中があたしの方を見る。
尚はあたしにむけて大きく手を振ってる。
恥ずかしい…
あたしが俯くと尚は駆け寄ってくる。
『あれ?シカト?笑』
尚の顔が近づき、あたしを覗き込んでくる。
『きもい!』
あたしがそう言うと
尚はあひゃひゃと楽しそうに笑って、
『俺?キモい?まぢかー!笑』
と喜んでいる。
やっぱこいつ変!!!!
『それよりさ!借りたCD!』
あたしはその言葉が出た瞬間から
妙な緊張を覚えていた。
…好き?
…きらい?
あたしはこの学校に入ってから全てを否定され続けてきた気がしてた。
何をやってもだめ。
何をやっても怒られる。
そんな中で唯一あたしが見つけた大切なもの。
それが音楽。
ライブ。
自遊人。
『やばい!自遊人!俺ハマったんだけど!』
尚は嬉しそうに笑った。
あたしも笑った。
大袈裟だけど
自分の存在を初めて認めてもらえた気がした。
『ほんと!?』
『ほんと!ほんと!マジ!』
はしゃぐ尚。
『つーかゆなちんさあ…初めて俺に笑ってくれたっぽくない!?』
尚はニヤッと笑う。
あたしは不意をつかれて一瞬黙ったあと
『尚きもい!』
再びこう言った。
…照れ隠し。
尚は再び喜んでいた。