天然幼なじみvs爽やかキャプテン
「おい、大丈夫か?2人とも…。」





怜央は、心配そうに聞いてきた。





「私は大丈夫。」





実際、私は何もされてないし。





怜央は、雪乃と呼ばれていた少女に手を差し出す。






「あ、有難う…ござい…ま…す。」







弱りきった声で少女はお礼を言う。






「おう!

スゲーびしょ濡れだな!!

着替えた方がいいぞ。

風邪ひかねぇーように」





私は、思い出した!




「あ、そういえば私たちのクラス1時間目体育だった!
使ってない体育着あるから持ってくるね!!」





私は即座に駆け出し教室に向かった。





いじめって、本当にあったんだと今日実感した。





私は、そもそもクラスで空気だから標的には絶対にならないとおもう。
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