もう君がいない


「茉菜ちゃ〜ん!」

「えっ?」


先生と前で話してた亜衣ちゃんが、私の所へ駆け寄ってきた。

嫌な予感がした。


「ねぇねぇ、蓮君の家は隣でしょ?」

「うん、そうだけど、」

「蓮君のお見舞いに行きたいの。だからお願い!連れてって?」


ほらね。

そんなことだろうと思った。

周りの人達が、私達のことをチラチラ見ている。


こんなとこで、断れっこないよ、、


「わかった。」

「本当?ありがと〜!じゃあ一緒に帰ろうね!」

「うん。」


亜衣ちゃんは、スキップしながら友達の所へと戻って行った。


それと同時に、美雪が私の所へ来る。


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