もう君がいない


「くそっ、、」


茉菜、、

どこにいる?

何をしてる?

誰といる?


「絶対帰ってくるから。待っててね?」


そう言った茉菜の顔が頭に浮かぶ。

少しだけ不安そうに、でもどこか嬉しそうに、、

俺の目を真っ直ぐに見た茉菜。


ああ、、

このまま本当に茉菜が俺のとこに帰ってきてくれたら、、

俺は、そんな淡い期待を抱いた。



待ってるぞ?

ずっと茉菜の帰りを待ってる。


なのにどうして、、

どうして茉菜は帰ってこないんだ?


茉菜、、茉菜、、茉菜、、


俺は心の中で、何度も茉菜を呼んだ。


でも、その日、、


茉菜が帰ってくることはなかった。


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