“say thank you”
そこには、
[緒川 日菜は犯罪者。
小学校の時に大事な友達を殺そうとした。]
有奈だ………………
「…あ…ぅ…」
声にならない声が漏れる。
足の力が抜けていって床に座り込みそうになった瞬間、どこからともなく腕がのびてきて支えられる。
「どうした?」
相川君だった。
相川君は他のクラスメートの雰囲気をいち早く察知して黒板の字を読む。
「…こい。」
相川君は私に短く言うと手を引いて走り出した。