“say thank you”
「おい、馬鹿!」
目を閉じて、体重が傾きかけた時、聞こえてきた声。
相川君の声。
「あ…いかわ…君?」
相川君はフェンスを壊してこちら側に入ってきた。
「何やってんの馬鹿。死のうとしてんじゃねぇよ。」
相川君は私の手を引いて壊れたフェンスをまたいで進んだ。
そして、そのまま相川君は私を抱き締めた。
「少しは俺を頼れよ。」
相川君は切そうに私の耳元で呟いた。
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