俺様社長に振り回されるのも悪くない

時間の問題



朝方……私は目を覚ます
窓の外を見れば、まだ薄暗い
もう一度、寝ようと思い寝返りを打つ


ん?なんか……寝返りが打ちにくい
ってか。狭い……


そう思いながら寝返りを打つと
社長のアップがあった


『わっ……え?……社長?』


ちょっと待って……なんで社長が?
……ってか、ここって寝室だ
あれ?私、ベットで寝たっけ?

使えない頭をフル回転させる


「ソファで寝ちまった夏希を俺がベットまで運んでやったの」


目を瞑ったまま話す社長



『起こしちゃいました…よね。すみません。まだ寝れますので、ゆっくり休んでください』


そう言って社長のベットから逃れようとするも、ビクともしない


『社長?』



「ん?夏希と一緒だと、グッスリ眠れる。だから夏希と寝る」


そう言って私をギュッと抱きしめる


『ちょっと、社長っ!』

社長は構わず、私をだきしめたまま寝ようとしている。
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