約束の果てに
第10話 深まる想い


琉と付き合って1ヶ月がたった次の日だった


桜「え!?1週間大阪まで徐霊!?」


琉「桜うるさい」


蓮「そんな…いつ行くの!?」


琉「明日の朝」


明日!?
大阪までなんて…しかも1週間…
その間琉に会えないなんて…


琉「まぁ新しい札も渡したし1週間は余裕で持つ。でも気を付けろよ」


心配してくれるのは嬉しいんだけど
私は琉の方が心配だよ…

何でも強力な霊らしいし琉いつも無茶するから…


蓮「…明日お見送り行くね?」


琉「お前起きれないだろ」


う…ごもっとも…


桜「大丈夫よ?私が起こしてあげるか」


いつまでも馬鹿にするんだから…


でもまさか琉が居ない1週間があんな事になるなんて思わなかった


――次の日の朝
琉を見送りに空港まで来た

結局朝起きれなくて桜に起こしてもらった
朝だけは弱いんだよなぁ…


陸人「じゃぁ琉、俺は先行ってるからな
蓮ちゃん桜ちゃん気を付けてね」


陸人さんとはすっかり仲良しになった
桜の事も受け入れてくれた

華さんも陸人さんも優しい人で大好き


琉「じゃぁ、行って来るな」



蓮「うん…」


1週間だけなのにやっぱり寂しいな…

それが顔に出たのか琉は頭を撫でてくれた


琉「そんな顔すんな。時々連絡はする」


琉…心配かけちゃだめだ
私が不安になってたら向こうで琉が失敗しちゃうかもしれない


それにそう言ってくれただけでも私は嬉しい
だから笑顔で琉を見送ろう


蓮「うん待ってるね。気を付けてね琉」


琉「蓮もな。桜も蓮の事頼んだ」


桜「蓮の事なら任せて。行ってらっしゃい」


そして琉は大阪に旅立った
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