約束の果てに


気がついたら自分の部屋に居た


蓮「―――…?」



桜「蓮!?気がついた?」



蓮「桜…ここは…家?なんで…」



桜「…………―」



「何も覚えてないのかよ」



低い男の声
声の方をみるとそこには意外な人物が居た



「お前倒れたんだよ
俺がお前をここまで運んで来たんだ
ほんとお前馬鹿だろ」



桜「何、その言い方!」



「お前は黙ってろよ」




蓮「…安藤君?」



桜と安藤君が喋ってる…
そしてなんで安藤君が私の部屋に…?



蓮「えっと…状況を説明してもらえますか…」



桜「あのね蓮…実は…」



琉「お前に悪霊が取り憑いてる」



蓮「…え?」



私に…悪霊が…?


桜「なんでそんなに率直に言うの!
蓮にだって心の準備ってもんが…」



琉「回りくどいやり方は嫌いなんだ」



……分かった事は桜と安藤君の相性は悪いって事
それ以外は頭に入って来ない




蓮「あの…よく分からない…」



琉「お前馬鹿だもんな。いいかよく聞けよ」


なんで私が馬鹿呼ばわりされるんだろ…
安藤君噂とちょっと違う…



琉「いいか
お前に憑いてる悪霊は妻の浮気を理由に自殺した奴だ

酷い浮気でもされたんだろかなりの怨念がこもってる
そしてお前は霊に取りたかれやすい体質だ
これを見ろ」


安藤君は私の袖をまくり上げた




桜「――なにこれっ」


蓮「…手形……!?」



私の腕には凄い力で掴まれたような手の跡がくっきりついていた


私と桜はそれを見た瞬間恐怖で体が固まった
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