約束の果てに


桜が死んだ2年前―…

私はいつまでも泣いてちゃいけない
みんなに元気な姿を見せなきゃって次の日にはすぐに学校に行った

辛い気持ちを押し殺して必死で笑った
そんな私を見て疑う人なんて居なかった

けどなおだけは違った



直人「お前誰だよ」



蓮「え…何言ってるの?蓮に決まってるじゃん」


直人「そんなの俺が知ってる蓮じゃない
姉貴が死んで辛いはずなのに笑ってられるなんて蓮じゃない
本当の蓮はどこ行ったんだよ」



そう言われた後私は凍った心が溶け出すように泣いた


それから2年なおは私の事を支えてくれた


また言われたら私は絶えられない
それに知ってる

なおは…桜の事が好きだったって事を…


知っていた。なおが桜を見ていたのを
なおがどんなに桜を好きだったか…一番近くで見ていたから知ってるの

桜が死んだのは私のせい
桜から夢も希望も全部奪ったのは私
なおから桜を奪って苦しい思いをさせたのは私

全部全部私のせい



桜「蓮、今……何考えてるの…?」



ベッドにうつ伏せている私に桜は声をかけた


蓮「…別に…少しほっといて」



私が言うと桜は姿を消した


モヤモヤがとれない、。私は……


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