過去詩たち
2015年7月23日 4時11分

どこからか泣く声がするの
誰が泣いているのだろう
ああ 誰も泣いてはいなくて

どこからか噂が流れたみたい
誰が責められるのか
ああ ごめんね
許して そう言えないかわいそうなヒト

太陽と月
昇れ 満ちろ
何も知らない そんなのフェアじゃない

黙れ そのまま続けて
何も思うな 感じるな
ああ セーブすらできないのかい

鏡に映った本当のワタシ
どれが私か それは君が一番知ってる
そんなこと聞かないでよ
青空 今だけまぶしいね
そのキミの真っ黒なモノで私を隠してよ

白 オレンジ 黄色
レインボーなどと欲張らないで
青 緑 紫
キミのコトを教えてよ
ワタシばっかり知りたがるのは もう

蛍の光に天の川
織姫と彦星は無事出会えたのでしょうか
ロマンチック 現実的
でもキミ 意外とロマンチストではないのね
それを知ったのはつい最近のこと

知った分だけ泣きたくなる
別れがあるだけ死にたくなる
「今、呼吸できてますか」
いいえ、というのは嘘です
ううん、それ自体も嘘でした
結局 酸素ボンベをしたところで何も変わりはしないさ

「大嫌いだよ?」
そう言えれば楽で
「大好きです」
そう言うにはあまりに空虚だから
私 今日も最低な嘘をつく
ホント 最悪な気分
君はそんなこと知りもしないだろうけど

前の自分に会えたなら
「好きになるなよ」と
もしものことを考えるだろう
それでも気持ちが塗りつぶせないなら
今のように苦しむのも間違いではないよね

溺れろ そしてもがけ
生きたい 死にたくはない
理解されたい 居場所がほしい
お前でありたい
なら それくらいやってみせろ
ダメなら話を聞いてくれる物好きはたくさんいる
そうやってまた「わ」は繋がれる
それを思い知らせてくれたのもまた君でした

一度くらい愛されくて
バカみたいに試したことがあった
傷つけたヒト 忘れはしない

「さようなら」 そう言えたら良かったのに
君に対してはできなくて 毎回頭を悩ませる
いつからこんなでっかくなっちゃったのかしら

たくさんの気持ちが集まり
また一つの形になろうとした
それを塞ぎ、防ぐのは 「わ」になる前
そう 逃げ道はいくらでもあったの
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