過去詩たち

修正

言葉じゃ伝わらないから
行動で示します
行動だけでは伝わらないなら
言葉でも表します
どっちも私たちにとっては大切なこと

上手くいくことが少なくて
泣き出してしまいそうな時があり
たくさんの弱音を吐きだす
140字
それだけでは言えない全てを私たちは持っている

現実とネットが交差し
今日も私たちは区切りができない
どこかで諦めて でも諦めきれなくて
だから区切りはお終いにした
私は他の誰でもない、「私」であることを選んだの

とある掲示板
これは「僕」ではないから
なりだから 二重人格だから
そう言って今にも死んでしまいそうな人がいる
なら 私が会話しているのは誰なんでしょう
私と今 話している人はあなたではないんですか
そんなこと言ったら もう会話は終いになってしまう
そうやって こんな人もいるんだと私は知った

家庭環境 日常生活
そのどちらも問題があり
何もできず ただつぶやくことしかできない現状
押しつぶされそうに飲まれそうになるココロ

周りの人の相談もただ聞くことしかできなくて
何も出来ない どうしようもない自分に
毎日「死ねばいい」 そう思っていた
そんなこと言っても何もならないのに

昼に食べたオニオンリング
あの頃に食べたどんなに美味しい料理より
美味しく感じるのはなんでだろ
前に見た夕焼けも 星空も 富士山の景色も
あの頃より数倍も輝いて見えるのは
私のカンセイが麻痺したからなのか

ねえ 聞いてよ
慰めの言葉はいらない
ただ話を聞いてくれるだけでいいんだ
私たちは上手い言葉なんて期待してないから

ただのほほんと生きてそうな普通の人
そう繕うことで自分を守って 必死にこの想いを隠した
たくさんの「助けて」 一体何個もみ消したのかな
だからね あえて言わないの
違うね 言えないの
人より傷ついている人 その人を優先してもらいたくて
きっと今 助けを必要としているのはその人だから

「人生に疲れた」そう言っているあなた
手首を切る前に 首を吊る前に 死ぬ前に
いくらでも手はあったはずなのに

それから続いた言葉
「何も感じないことに慣れちゃった」
そうなる前に どうして気づいてやれなかったんだろう
どうして
どうして
どうして
そうやってまた
何も出来ないことにもどかしさを感じる そんな毎日

誰かがこの世からいなくなっても
笑って 泣いて 怒って 楽しんで
今 賢明に生きている

忘れられない 大切で悲しい思い出も
ココロの底でぎゅっとしまいこんで
成長するための糧としよう

罪を作った殺人犯も 誰にも言えない後ろめたい過去も
それで気を背負い 死んだつもりで生きていても
呼吸をしているなら
人の優しさ温もりに気づくことが出来れば
私たち 何があっても生きていける

あら この続きはもうないわ
手紙はこれで以上
わたしも日常に戻ることといたしましょう
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