過去詩たち

修正

君が夢に出てきたから
私 早起きするの
今日はピクニック
その約束、忘れてないよね?

作りすぎたお弁当
腕によりを込めて 君を想って作ったの
だから 残さず食べてください

君の笑顔
ふんわり 和やか
あの きみにしか出せない独特な空気
わたし いつも助けられてる

仕事疲れの毎日
きみも私と同じで疲れてるはず
なのになんでいつも 文句ひとつも言わないのかな

頭を撫でられ 「大丈夫だよ」
そうされたらわたし 元気出てしまうの
同じこと きみにしたらね
頬を赤くして 「子ども扱いするなよ」って
わたしまで頬が赤く染まったの

きみのはっきりした声
よく通る声
その声で私の名前を呼んで

君は自分の声 「うるさいだろ」って
好きじゃないみたい
でも私はね 自分の意思がある
はっきりと気持ちを伝えられる その声が好きだ

もっと聞かせて
沢山のことを話して
昔話もこれからのことも 一緒に紡いでよ

君が5分遅刻した
ただで許すのも癪だから
ちょっと怒ったふりをしてみたの
予想通り君は慌て
あまりにも必死すぎるから
「仕方ないなあ」 笑って許してしまった
 
久々のドライブ
緊張してくれてる?
君の横顔 運転姿
かっこよすぎて惚れ直してしまう
私にもその真剣な顔向けてよ なんて
無理かな?

景色よし お日様も祝福してくれ
青空の中 写真が撮れた
恥ずかしそうに映る君の姿 忘れない

お弁当 美味しそうに頬張って
たくさんの笑顔を振りまく君
自然に笑顔がこぼれたのは ここだけのハナシ

この時期になると思い出すのです
君のお墓に花を添え 帰りにここに寄るのです
そう 君はもうこの世にいない

君の好きなところ 今になって浮かんでくる
泣きそうになる私を抱きとめてくれる人はもういない

「さようなら」
今日こそは そう言わせて
「私は前に進みます」
別れの挨拶をさせて下さい
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