~You Are My Sunshine~

＊親友

”それは普通だよ！"



電話越しに奈々が言った。


奈々は中学からの友達で、今は大親友と呼べる存在のなっていた。



"友達同士でしょー？だったら問題ないよ"


"でも…ハグは、恋人同士だけのものなのかな、って…"


"朝日は見慣れないかもねー(笑)"


"うん…"



この間見た光景を、奈々に説明していた。


あれからモヤモヤは晴れず、今日仕方なく奈々に相談した。



"で？それからモヤモヤするの？(笑)"


"そうなの。なんか…なんでか分からないんだけど、悲しいって言うか…言葉に表せないって言うか…"


"ほーほー(笑)"


"この間なんかね！名前言うのにも胸が苦しくなっちゃって…どうすればいいかな？！"


"教えてあげたいけど…こればっかりは朝日自身が確かめた方がいいかも"


"どうして？？"


"わたしの意見言って、変に朝日を悩ませたくないから"


"でも…"


"大丈夫よ！そんなに気にする事じゃないよ(笑)"


"そっかぁ…"


"てか朝日、もう塾の時間でしょー？"


"あっ、本当だ！話付き合ってくれてありがとね!"


"ううん、いつでもかけてきて(笑) じゃーね"


"うん、じゃっ"




電話を切った後、すぐに塾の準備をした。


予期せぬ再会が待っているとも知らずに。