私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】
「昨日、顔色悪かったし、急いで帰っちゃったから心配でね」


私の心配してっ。


昨日は吸血鬼のことで、顔色が悪かったんだろうし、急いで帰ったのは森の館を探すため。


体調が悪くないって言うのは、全てを聞いた先輩なら知ってる。


それでも私の話に引かないで、こうやって心配してきてくれる。


先輩優しすぎます!


「大丈夫です!今はもう元気なんで!」


「そっか。その様子ならお話聞けたみたいだね」


お話どころか一緒に住むことになりましたなんて言えない…。


「せづ?ぼーっとしてるけど、やっぱりまだしんどい?」


「いえ!ちょっと考えごとを!」


これ以上先輩に迷惑はかけられない!


…あ、紅稀くんのこと言った方がいいかな?


んー、でも下手に紹介して吸血鬼ってバレたら紅稀くんが大変だし…。


吸血鬼と知ったら先輩だってもっと心配してしまうかもしれない。


どうしょ…。


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