私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】

吸血鬼の本性

はぁ…考えても仕方ないや。


明日も学校だし、しかも日直だし。


朝はいつもより早いしなー。


遅刻したら、相手の男子に申しわけないし。


私も早く寝よっと。


あれ、これって…。


テーブルにカバンと一緒に置いてある1枚の紙。


部活帰りに羽兎先輩からもらったものだ。


すっかり忘れてた。


〝兄さんはハーフだし、どうかはわからないけど…一応読んどいて?〟


確かそう言ってたっけ?


ハーフってことは吸血鬼と関係が?


あの時は何のことかわからなかった。


だけど、羽兎先輩は無駄なことはしない。


ということは、まだわからない将来にこの手紙が役に立つことがある?


読んどいてって言われたし…寝る前に読んでみようかな。


ちょっと気になるし。


ベッドに座り、紙を手に取る。


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