love you only
そう言って、ドアノブに手をかけた時だった。


「喉乾いた、なんか持ってない?」


えっ??

声をかけられると思わず・・・


そして、こんな内容だなんて、ありえない。


「・・・っ」

返答に困ってると、


「なぁ、ないわけ?」


まだ服を身に付けてない状態のアランが、私との距離を詰めてきた。


「あっ、あるよ」


そう言って、私はアランの為に用意していた、
特製ドリンクを手渡す。


ずっとアランに渡したくて、訓練の度に用意していたものだ。



< 9 / 169 >

この作品をシェア

pagetop