一人称が私から俺に替わる時

馬鹿でも風邪を引く

─ピピッ

「38.5℃、うん風邪ね」

「風邪…ですか?」


朝起きてあまりにも頭が痛いので体温を計れば……


異様な数値を叩き出しました;;;

「今日は学校お休みね」

「ダメです!テストが近いのに休めません!」

あたたた、大声を出すと頭に響きます;;;


「ダメよ。そんな身体で行っても頭に入らないでしょう」


う"…痛いとこをついてきました……


「ですが行かないよりかはマシです」

「ダメよ。大人しくしないなら怖いコトが起こるわよ?」


怖いコト……?幽霊の類いでしょうか?…それは困ります!;;;;


「わ、分かりました…」

「ん、いい子♪」


毛布をこっぽりとかぶり、おでこには冷えピタ。


完全に風邪引きさんです;;;



「日咲ちゃん学校の電話番号教えて頂戴」

「?…えっと◯◯◯〜」

「ん、分かったわ。貴女はちゃんと寝ていなさいよ?」


一宮さんはそれだけ言うと、寝室から出ていってしまいました。





寝ましょう。
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