一人称が私から俺に替わる時

オネエの苦悩

一宮・視点

─ガチャ

「お、凛。誤解解けたか?」

「えぇ、大丈夫よ姉さん」

「そうか…ってどこいくんだ?」

「今日はもう寝るわね〜」

─バタン


………よしっっっ!!よく姉の前で平然を装えたわ私!!

もー、日咲ちゃんの可愛さは犯罪ね…!

キスひとつで呂律回らないくらい蕩けるとかどれだけなの?!

全く…男のジジョウも知らないで呑気に寝ちゃって…

まぁ、確かに寝なさいとは言ったけども…

危うく本っっっ当にオオカミになる一歩手前よ!;;;

私の理性……何処まで頑張れるかしら……;;;;

「あぁ、もう!こんな悶々としたままで寝れないわよ//」

まあ、私も男だからそーゆーDVDも持ってわいるのよね…//

さて、どうしたものか……

─カサ

「ブフッ!/////」

何気なしにパッケージ見たら……


日咲ちゃんそっくりの女優さんだったとわ…予想外ね…//

こんなもの見てしちゃったら明日から日咲ちゃんに合わせる顔が無いわ!////


ハァ……もう…おバカ娘!
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