【完】猫かぶり少女と腹黒王子




「さっきまでは、あんなに可愛かったのに…」



はぁ…


とお前はどこのシスコンだよ!ってツッコミたいくらい



「リビングだったら好きにしてもいいから、邪魔だけはしないでね」




「えー…」



口を尖らせながら




「ちょっと…いい?」




耳ものですごく色っぽい声で言われたら…



ドキッ






「どうした?顔が赤いけど?」



「別に…///」




「椎名…俺のこと好きだろ?」




「…///っはぁ///?
なっ、何言ってんの?」




「そうじゃないの?
そんなに顔が赤いのに」




「私には…好きとかってよくわからない…」




「ふーん。
じゃあさ、俺といるとドキドキする?
俺が他の女の子と話してると、胸の辺りがチクッてする?」



うんうん…と頷く





「それがね、スキって気持ちだよ」






これが…




これが好きって気持ちか





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