俺様生徒会長に鳴かされて。

思えば、この学園に来て真っ先にわたしの味方になって、須田さんたちから守ってくれたのが彪斗くんだった。



確かに、乱暴で自己中で、言ってくることもしてくることも無茶苦茶なんだけど…。



そんな言葉や行動の奥には、いつもやさしさがあったような気がする。



「おまえは俺のもの」って勝手に決めつけるところはちょっと困るけど、



でもその言葉にも、どうしてなのかな、悪意は感じない。



…むしろ





俺のものになれよ





ってねだられているような気がするの…。





それに。





『おまえは、特別』





さっき言ってくれた言葉を思い出すと、胸がきゅってうれしくなる。



『特別』って、彪斗くんにとってわたしは、他の人とはちがう存在、ってことになるんだよね。



そんな風にみてもらえることが、なんだかすごくうれしいの。



どうしてそんな風に言われて、こんな風に胸が痛くなるのか、わからない…。



でも、これだけは言える。





「わたし、彪斗くんのこと好きだよ」
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