イケメン侯爵様とお試し結婚!?

アマルダはあの後結局何も話してもらえないまま、自分の部屋へと戻ってきたのでした。
ヴァン様の怪我が良くなってから問いただそうといたのですが、怪我をした翌日からヴァン様は朝早くから出掛け、夜遅くに帰ってくるようになり、アマルダと顔を合わせることがなかったのです。

「おはようサティ、ヴァン様は?」

「おはようございます。ヴァン様は今日も明るくなる前にお出掛けになられまして・・・・」

「今日もなの!?話したいことがあるのに、どうして毎日・・・!」

アマルダは何も出来ない事にイライラしておりました。


怪我した次の日から無理をして、ヴァン様は一体何をやっているの!?
私も出来る事なら力になりたいのに!!
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