俺の彼女が照れないんだけど。
___発情期中狼の惚気話にて。



「でそれで、嫌だった?て聞いたら、むすっとした顔で、ちょっとだけ、とか言うんだよ。ほんっと可愛すぎるよ。

ていうか、なんか最近ツンデレになってきたんじゃねーの?
そろそろ名前呼ばせなきゃいけねーな。
あー、藍の反応が目に浮かぶ。

この前どっかの誰かが藍の事、白ウサギみたいとか言ってたけど、よく考えたら中々見る目あるよなそいつ。
今度、藍について語り合ったりできねーかな。

あ〜藍に会いてぇ。触りてぇ。
欲を言えば抱き締めてキスしたい。
まぁ、藍は恥ずかしがり屋なんだよな、きっと。
超面倒臭がりで全く何事にも興味なさそうな顔をしてんだけど、実は意外と純情っつーかウブっつーか。

なぁ、昴。思わねぇ?」



「惚気なげぇぇぇぇぇぇ!
お前いつまで俺に喋らせないつもり!?
俺のメンタル強いとか勘違いしてもらっちゃ困るから!弱いから!
ガラスのハートどころかもうハートとかねーよ!」



「……あー。そんな焦んなって。
別に、非リア男子は惚気話聞かせるいい道具とか思ってねーし。
お前の話聞く気さらさら無いしとか全く思ってないから。

だから黙って聞いとけクソ非リア。」


「理不尽んんんんんんんんっ!」



俺は俺なりに充実した生活を送っているのである。




(昴。理不尽なんて言葉どこで覚えてきたんだよ?使い方ちげーから。
俺が理不尽?

いい加減殺しちゃうゾ)by.荘士くん



昴くんの場合*おしまい
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