ラストボーイ
「人来るしやばいって・・・行こっ!」
その子達はまずいと思ったのか出て行った。
捻った足首が痛い。
あたしはしばらく立てなかった。
きっと愁ちゃんが好きなんだろうな。
でもあたしに何を言っても、
本当に幼なじみなんだもん・・・・ただそれだけなのに。
「・・・・泣かない。」
泣かない泣かない泣かない泣かない。
絶対泣かない。
鏡に映る自分を見つめた。
「・・・・・泣いちゃだめ。」
あたしは自分に言い聞かせて、
痛む足を庇いながら礼ちゃんが待ってる応援席に向かった。