ラストボーイ
何度も何度も名前を呼んだ。
ここにはこないって分かっていても。
"僕が芽生ちゃんを守ってあげる"
蘇るのは幼い時の約束。
愁ちゃんがあたしに言ってくれた言葉。
あたしはいつも愁ちゃんを探してた。
愁ちゃんがアメリカに行ってから、
1日が終わる度に毎日しるしを付けた。
鳴らない電話の前で泣いた日もあった。
夢に愁ちゃんが出た時は、
寝起きが気持ち悪い位良かった。
嫌々2人で撮った写真を毎日見てた。
あたしの中にはいつも愁ちゃんがいた。