ラストボーイ









そうあたしと礼ちゃんは親友だった。



礼ちゃんはサバサバしてて、
近寄り難いオーラを放っててクラスの子は一切礼ちゃんと関わろうとはしなかった。









入学当時あたしは自分から友達を作ったり、
話かけたりする事も出来なくて孤立していた。



そんな時話しかけてくれたのが礼ちゃんだった。










それから仲良くなるのに時間なんてかからなかった。
だから今日起きた事をまだ理解できてない。





けど時間をかけなかったから、
こんなにも脆く壊れたのかもしれないなんて思ってる自分もいる。






もう頭の中がぐちゃぐちゃ。


だけど、きっとあたしが悪いんだ。
愁ちゃんが悪い訳じゃない。全部あたし。






だからそんな悲しい顔しないで‥‥。

そんな風に見ないで。












「愁ちゃん。ごめ‥‥っ今日は帰って？」









あたしはひどい女だね。
















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