イジワル同期とルームシェア!?
シンデレラにはなれないものだと決め付けてきた。

何度も恋に失敗した私には、そんなものはおとぎ話か、女性の夢物語にしか思えなかった。

元希が王子様に見えるかっていうと、まだあんまり実感はないけれど、どうやら私はひとりのシンデレラになってしまったみたいだ。
王子様に見初められた一般人。王子様への愛だけが持ち物。

まだまだ私の花嫁修業は続く。きっとシンデレラだって修行したんだと思う。
大好きな王子様のために、自分にできることはみんなやったんだと思う。

『ガラスの靴がぴったりです!あなたが王子様の想い人!』……そんなのはスタートでしかない。
王子様と心を並べるために、シンデレラは努力したはず。

私も王子様に見合う一人前のシンデレラを目指すよ。
不安でも、自信がなくても、世界で一番元希のことが好きだから。


甘ったるい吐息を吐きながら、私は元希のこめかみに誓いのキスをした。





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