イジワル同期とルームシェア!?
「挨拶はいいけど、布団置きたい。湿気多くない、この布団。スゲー重い」


「失礼な、湿気っぽくないわ!」


「もう、疲れたから置いちゃえ。おい、こっちの一部屋使ってないから、ブンの荷物入れとけ」


青海は私の挨拶も抗議もさらりと流して、布団をリビングの床にどさりと降ろす。
隣の部屋なら運んじゃってよ。

私は自分のボストンバッグをふすまで仕切られたその部屋に入れると、布団の端っこを押し雑巾がけよろしく室内に突っ込んだ。

もう持ち上げるのも手間。

だけど、下のレンタカーにはまだ私の荷物が積まれてある。
現在深夜2時だけど、それをすべて出さなきゃいけない。

レンタカーは明日の午前中、半休をとった私が返しに行くことになっている。
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