つきあかり
「おい、ふざけんな」
「は?ふざけてないよ!仲間に入れて欲しいだけだって!握手したじゃん!」
俺はうまく口に出来ないのに、ポッチャリは次から次へとポロポロと口から言葉が出てくる。
それにもイライラしてくる。
「そーじゃなくて…」
そこまで言って、この場所に来たのがポッチャリだけじゃないことに気づく。
「……」
顔をポッチャリから離し、また前を向く。
そこにいたのは、昼間
目が合った黒髪のユナという女だった。