つきあかり

普段より、もっと低くなった俺の声に途端に焦り出す由良




「じ、冗談だよ…？シュウ、ごめん、ほんと軽い気持ちで…ね？」



パッと両手を挙げてユナから数歩離れた場所で立って俺に向かって引きつった笑顔で眉を下げる。



「…なんかあったら学校側が目を瞑ってない」



「うん、もちろん分かってる。ほんと、ごめんね」





「もういい、来い」



「うわっ、」

「え、」



俺は立ち上がるとポッチャリとユナの腕を引いて店から出た。