旦那さまの皮を被った変態が
ーー
「じゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃい、あなた。あ、ペットボトルはきちんと捨てて下さって」
宝物と書かれたペットボトルの入ったゴミ袋を渡す。玄関を開けての行ってきますでも、旦那さまはすかさず扉を閉め、私の肩をがっしり掴まれます。
「君は、これの価値が分かっていない」
「こうやって、ゴミ屋敷が生まれていくのなら分かりますけど?」
「いや、これは国宝に次ぐお宝なんだ。せめて、今晩、俺がこれを使って再び飲み物を飲むまで待ってくれないか!」
「早く行かなきゃ、遅刻になりますよ」
旦那さまが安心して出勤出来るように、にっこりと、ペットボトルを手で潰しておきます。
※縦に。