私、負けません!
??サイド

「ぷっ。あの子、快也のこと気づかないで走ってったね。」
クスクス…

「チッうるせーよ…
マジで、気分わりぃ。」

「なんか、落としていってたよ。
あの子。」

口々に話す3人。
一人は、今だ笑いが止まらないのかニヤニヤしている。

「あぁ?生徒手帳か…
フッいい暇潰しになりそうだな。」

「クスクス。ねぇ快也、悪い顔してるよ」

「うるさい。お前は黙ってろ秋夜。」

「‥‥もう講堂にいかない?」

「そうだねぇ。雅人は真面目だねぇクス」

この3人のがどういう人物なのか講堂へ走る朱里には見当もつかないことだった。
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