今日も僕等はこの場所で想いを募らせる

└エコな男に(side男)

『おい、馬鹿女！
　英語の予習、やってきた？』




教室に入るなり、開口一番に俺はアイツに声をかける。









『……………』




すっごい嫌そうな顔で俺を見つめるアイツ。



しかも俺の声かけに対しての返事なんかないし。










『馬鹿女はお話しができないのか。
　まぁ馬鹿だから仕方ないか』




そんなことを言えば、さすがに口を聞いてくれるだろう、とか考える俺に対してアイツは素通り…





アイツが離れていくと、代わりにアイツの友達が現れる。









『ねー、そういうので気を引こうとするんのやめなよ。

　普通に好きなら好きって言えばいいじゃんかー』






友達にそう言われるも、


普通に告白が出来るような雰囲気なら既に告白してるってのに！