もう一度…

伝承と契

「どういうことだ!?
自分の体に、霊を通すなんて…そんな危険なこと…

おいっ!何があったのか詳しく説明してくれ。」


「う、うん。」

私は、神崎さんに説明した。
ミカから相談を受けて、シオンが彼を助けるために
病院へ向かったこと。

とても危険だと私に話していたこと。

自分に何かがあった時のために、私に言っていた伝言と手紙。そして、今からする”仕事”の様子をビデオで録画しておくこと…を。

そして、録画しておいたビデオを神崎さんに見せた。

私にはただ普通の動画に見えたけど、
シオンと同じように力がある神崎さんには、シオンがしていること全てが見えているようだった。  

そして、数分後―――――


 
「…どうしてこんな危険なことを……
いくら力が強くても、自分の体を使うなんて…」




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