もう一度…
(……そんな……
シオンは、そんな大変なことをしていたんだ……
自分の命を懸けて、雅也くんを助けたんだね…)

 
「そうだよ…シオンは、自分の命を懸けて、
あんな危険なことをしたんだ。

ん…?………

そして、命が消えかかっている……」 


「…えっ!?
どういうこと…?

シオンの命が消えかかっているってどういうことですか!?」 

(シオンが死んじゃうってこと……?)

「ついさっき、彼女の…シオンの意識と繋がった…
ほんの一瞬だったが… 

彼女の意識、つまり力のことだ。
彼女の力にしては弱すぎる…

まるで今にも消えそうな……

早く彼女のところに案内してくれ。
そうじゃなきゃ、死んでしまうっ!」









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