もう一度…
「…良かった……

そうだ…俺だよ…聖だ。
久しぶりだな、シオン。

こんな再会になっちまうなんて、予想もしなかったよ…」


シオンの頬には一筋の涙が流れた

「…2回目だね…セイに助けられたの…
ありがとう…セイ。」


「ああ。
詳しい話も、お説教もしたいところだけど、
今はゆっくり休むんだ…」
 

「うん……
そうさせてもらう…

目が覚めたら、セイの長いお説教聞かせて……?」

「ああ。わかったよ…
覚悟しとけ……」



短い会話をして、シオンはまた目を閉じた。
今度は、体も温かくスウスウと寝息を立てて。



聖side End



< 196 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop