もう一度…
聖の気持ちを初めて知った気がする。
今まで知らなかった。

ううん。
自分の知らないうちに聖の気持ちに
気付かないふりをしていたのかもしれない。

聖が私のことをこんなにも思ってくれていたなんて…

嬉しかった。




きっと、今回の事故が起きなければ、
私はこの村に帰ってくることもなかっただろうし、

聖に気持ちを伝えることもなかった。

それに、聖の気持ちを知ることもなかった。




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