No one can replace 『貴方の代わりには、誰もなれない。』
Ⅱ′彼と私

圭吾は、
土日も仕事をするようになっていた。
海外にも飛んだり·····

おかげで、圭吾の父の会社は、
一層、大きくなっていった。

圭吾は、彩乃と会うことも
なくなっていた為
彩乃は‥‥夜遊びばかり‥‥

そんな生活も一年が過ぎ·····

彩乃の大学の卒業は
  間近にせまっていた。

父・敬介は、
このままでは、行けないと思い
圭吾に
「仕事熱心なのは、わかるが、
彩乃の卒業も近い、
このままでは、良いわけないだろう
どうだ、二人で旅行にでも行ってきたら。」
と、話した。

圭吾も
そうだな。
と思い了承した。

結婚するにしても
やめるにしても
きちんと決断しなければいけないと
思っていた。

丁度、父の会社の視察で
ドイツの会社に行く予定が入り
彩乃も一緒に連れて行くことにした。



母の佳乃は、ドイツ?と思ったが、
偶然にしても会うことは······
ないだろう······と



そのことには、触れなかった。
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