No one can replace 『貴方の代わりには、誰もなれない。』

彩乃は、間違いなく
姉だと思っていた。

すぐに、家に連絡して
「お姉さんが、
ドイツにいて子供を抱いていた。」
と、言った。

父は、唖然としていたが、
母は、後で紗綾乃に確認してみなければ。
と思っていた。


一方、圭吾も
ぶつかった男の子が、
あまりにも可愛かったのと

どこかで、会ったような
あの子の母親の声が·······
いつまでも、耳から離れなかった。

圭吾は、ずっと、
自分の中にくすぶるものがあって、
帰国したら確認しようと
考えていた。


彩乃が留学から帰国して
一度キスをした時
何か······違っていて

圭吾は、どうしても
彩乃自身を抱くきになれずにいた。

そのせいもあって二人は、
旅行中もギスギスして過ごした。




紗綾乃は、久しぶりに見た圭吾に
切なさを感じていた。

彩乃と一緒にドイツにいる
と·····言うことは
新婚旅行なんだろうと
胸が締め付けられていた。

その時、母から
電話がきて確認をされて、
色々言われたが

圭都を否定したくなくて認めた。


母からは、
圭都の写メを送るように言われて
送ると·····

母は、
「可愛いい、可愛い」
と、言って大変だった。
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