No one can replace 『貴方の代わりには、誰もなれない。』
「紗綾乃、良かったね。
お義父さんと話ができて。」
と、言ってくれた。
「うん。
圭吾、ありがとう。
私に日本へ帰国する、勇気をくれて。」
と、言った。
両親たち四人とも、嬉しそうに
見ていてくれた。
今日は、水上家に宿泊させて頂く事にした。
朝倉の両親には、彩乃との時間を
ゆっくりとって欲しかったから。
彩乃は、父の薦めで勤めた会社で
今の御主人と、出会って
大切に愛を育んできたようだ。
もちろん、家事はきちんと出来るように
母が特訓したとか。
数日、日本を楽しんで
また、大好きなドイツに
戻ります。
Ende