No one can replace 『貴方の代わりには、誰もなれない。』

圭吾は、日本の病院に到着して
彩乃が、来てくれるのを待っていた。

すると‥
コンコン

「彩乃?」と、圭吾
「はい。」と、紗綾乃(手汗いっぱいで)
「えっ、はい?‥‥彩乃?」と、圭吾
「うん」
と、慌てて言い直す紗綾乃。


圭吾は、なんだか変だと思ったが
回りに沢山人もいるからだろうと思い。


「彩乃、こっちにきて」と、圭吾。
紗綾乃は、恐る恐る近づくと。


圭吾は、近くに気配を感じ
紗綾乃の腰に腕を巻き付け、
お腹に顔を埋めた。
「彩乃、心配した?ごめんね」と。



紗綾乃は、急に圭吾に抱きつかれて‥
あたふた‥‥‥

「おっ、お帰りなさい。
     おか、お体、大丈夫ですか?」と


圭吾は、笑いながら‥

「彩乃、どうしたの?敬語とか。
動揺してる?大丈夫だよ。
でも、この有り様だけどね。」


紗綾乃は、圭吾からやんわり離れて

看護師さんに
頭を下げ、今後の説明等を受けた。
< 7 / 45 >

この作品をシェア

pagetop