あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 彼が私以外の誰かと遊ぶはずがない。絶対になにかの間違いだ。
 きっと、同じ学部の子と一緒にキャンパスを歩いていただけ。

 みんなデタラメばかり口にして、私を不安にさせて意地悪をしている。
 浮気なんか疑わない。だって彼は私のことが好きで付き合っているのだから。

 会うといつもやさしく接してくれる。ご飯を食べてホテルに行って、愛情たっぷりに抱いてくれる。
 そんな彼が、他の女の子を相手にするはずがない。

 そう信じて疑わなかった私は……若くて幼かった。


「修次、お前最近、遊びすぎじゃね?」

 大学で彼が友人たちと話していて、そこへ後ろから声をかけようとした瞬間、そんな言葉が耳に入り、思わず建物の影に身を隠してしまった。

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