嫌なアイツ




着いた先は…



……………………。



饗庭さんのカフェ…


朝の6時からやってるらしくて…



私は翔に手を握られ駐車場から歩いて饗庭さんのカフェに来た。



饗庭さんは私達二人を見て驚いた顔をした。



「二人ともなんで一緒なの?それになんでこんな時間に二人なの?」


目をパチパチする饗庭さん…



無理も無いよね…



昨日の今日だもん…



『由良?俺達が付き合ってたの知らなかったのか?』


と言う翔に…



「お前まだ愛莉さんとは付き合って無かったんじゃ無いの?翔お前の片思いじゃ無かったのかよ?」


と返事を返す饗庭さん…



二人のやり取りを訊いてるとなんだか?とても楽しい。



「愛莉さん?悪い事は言わないから翔だけは止めときな!こいつはプレイボーイだから…俺にしときな!」


と言った饗庭さんの頭をゲンコツで殴る翔…


確かに…


翔は女の人との付き合いがいっぱいありそうな感じ…


店に来たあの女の人も家で待ってるだのと確か話をしてた…



私が考え込んでると



『みろ!由良!お前のせいで愛莉が考え込んだじゃねぇ~かよ!』

そう言う翔の声で我に返った。





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