嫌なアイツ
私は海莉に気に成ら無いの?
と訊いてみたら…
【私の自慢の彼氏だから何度でも観て!観て!って感じなんだけど?愛莉ちゃんはもしかして…違うの?】
私が頷くと…
【愛莉ちゃん?自信を持ってよ!私達双子の姉妹なんだよ!姿、形もそっくりなのに…なんで性格が違うんだろうね?】
海莉は溜め息を吐いてしまった…
『愛莉と海莉ちゃんは何の話をしてるのかな?』
と話に割り込んで来る翔に海莉が何でもないよ!と言ってその話しは終わった。
地下のスーパーに着き海莉がカゴと車を持って来てくれた。
車の上下にカゴを入れて持って来てくれた海莉にありがとうね!といい翔が車を引いて私はその横に付き歩いた。
何が食べたいのか?
翔と饗庭さんに訊くと二人は…
《肉じゃが!!》
と声を揃えて言った
私と海莉は了解!
と言い野菜をカゴの中に次々入れて行った。
ジャガ芋、人参、玉葱、大根、胡瓜、キャベツ、レタス、ホウレン草、薄揚げ、豆腐、糸コンニャクカニスティック、玉子。
そして…
メインの魚をホッケにするか?
アジの魚にするか?悩んでると…
《俺達アジの魚の方がいいな!》
と二人が言ったのでアジの魚をカゴに入れた。