嫌なアイツ





しかし…


海莉…

買い過ぎじゃない?



私が言うと海莉はいいの!とまた笑顔で答えた。




荷物を持とうとしたら翔がいいよ!持てるからと言って饗庭さんと半分ずつにして二人で荷物を持ってくれた。

私と海莉は翔と饗庭さんの少し後ろを二人で喋りながら歩いた。



時々、翔と饗庭さんは後ろの私達を確認しながら先を歩いていた。

駐車場に着き荷物を入れ車に乗った。



翔が先頭を走りその後に饗庭さんが付いて来る。

翔は今から自分の家に行くから…

と行った。



私は翔の家に行くのは勿論、初めてでなんかドキドキして来た。


翔は緊張しなくていいと言ったけど…



高級そうなマンションの前に車が止まった。


私は先に降ろされ海莉と二人でマンション前で待つ様に言われ翔と饗庭さんは駐車場へ行ってしまった。

二人でマンションの前で二人が来るのを待ちながら喋ってると…

マンションの管理人と言う人に声を掛けられた。


私と海莉は哀川さんをここで待ってると話をすると…



〔翔君を待ってるって?もしかして翔君の彼女さんなんですか?〕

と言う質問に海莉が私の両肩を持ち…

おじさんに…

【愛莉ちゃんが翔さんの彼女さんなんですよ!】

と私を前に突き出した。





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