嫌なアイツ
空が段々明るく成って来てるのが解るくらいに成って来ていた。
翔は私の右手を握りそしてカイザーとジュリアの紐を持ちコンビニを目指して歩いた。
歩いてる途中も海莉と翔と由良さんのバトルは続いた。
いい加減、聞いてるのが嫌に成った私がもういい加減にしない?
っと言うと三人は黙ってしまった。
私がみんな仲良くしないでどうすんの?と言いもうどうでもいい話しだから言い合いは聞きたく無いと言った。
《ごめんなさい!》
三人で謝って来たので私は三人共、許してあげる事にした。
しかし…
良く言い合いと言うのか?
本当に賑やかな人達だと思った。
それはいいけど…
ここに由良さんと海莉が居ると言う事は大空は?
大空はどうしたの?と聞くと。
【お母さんに預けて来ちゃった!由良が帰って来て事情を聞いたら私が様子を観に行きたいからお母さんに大空をお願いって頼んでそのままここに来たの。】
海莉が言った途端、私が大きな溜め息を吐いたのは言うまでも無かった。
「お義母さんと俺が翔が愛莉ちゃんの側に付いてるから大丈夫だって心配ないって言ったんだけど海莉が聞かなくて…」
由良さんが苦笑しながら言った。