世界を守れそうな6人
「いたら何だって言うんですか……」

「取っ払ってあげようか? 一応私、簡単なお祓いなら出来るし」

「遠慮します。オレだって専門外とはいえ、それ位の知識がない訳ではないですから。」

「でもずっと抱えたままだと、遠山君自身が大変になっちゃうよ? それでも?」


なかなか頼ろうとはしない旭に、

彼女は頼っても良いんだよと言わんばかりに次々と旭にしつこい位に声を掛ける。


「自分自身で何とかしますから! それくらい!!」


耐えきれなくなった旭は思わずムキになって大声でそう叫び、立ち上がった。

他の授業を聞いていた生徒達や授業をやっていた先生は一気に旭に注目した。

我に返った旭は先生の顔を見ながら、なんて事をしてしまったんだと焦り出す。

もし許されるのならばここから逃げ出したい状態である。
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