世界を守れそうな6人
郁人も手当たり次第聞いてはいるが収穫ゼロ。

里緒に至っては幽霊と話す事すら出来ないほどだったので、彼らへの協力はほとんど出来てはいない。


「奏はどうなんだ? 何か未来が降ってくるとか……」

「全然だよ。それに降って来ても言わないと思う。行動してこそ起こる事だからね」


旭は盛大な溜息を吐いた。残り2日で果たしてかなこの兄、

泰一は見付かるのだろうかといよいよ不安になり出して来た。

全く情報が掴めず変化がない中で、唯一変化があった事が1つだけある。それは……。


「旭、顔色悪いけど大丈夫?」

「寝れば何とかなる」


かなこがいる事が原因で、旭の体調が若干悪くなっていると言う事だ。
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