世界を守れそうな6人
「一緒の女の子なら、もう行っちゃったけど……。
って言うか、つまっちゃうから早く行ってくれると助かる」

「何!?」

「何だって!?」


気付けば確かに佐和はいなくなっていた。2人を放っておいて1人で乗ったという事になる。

いない人間の為に争うのは意味がない。仕方なく2人は最初は1人ずつで行こうとした。

が、係員が“後ろがつっかえているから2人で行って”と言った事、

そして彼らの後ろに並んでいた人達の無言の圧力があった為……。


「何で俺がこんな所をお前と行かなければならないんだ」

「その言葉をそのままそっくり君に返すよ。柚太」


男2人、仲良く並んで真っ暗闇を探索中。
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