世界を守れそうな6人
結果誰も彼もが黙ってしまった為、蛍人は柚太に謝罪する事もなく、柚太も蛍人に謝罪はする事はなく。

勝手に呆然とする4人を置いて、2人だけで話は勝手に進んで行った。


「……まあ、俺がきちんと聞いていなかったのは悪かった。けど謝らないからな。で、何だ?」

「僕も謝る気はありませんので……ところで先輩達、何か用があって来たんですよね?
こうやって談話する為だけのようには見えなかったので」


ああ、と柚太は思い出したかのように手をポンと叩いた。

柚太と佐和はただ談話をする為にここに来た訳ではないのだ。

ある意味では生徒会長及び副会長として、最後の生徒会の仕事を果たしに来たと言っても過言ではない。
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